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2020年06月05日

知的障害者教育論Ⅱの授業の紹介

京都ノートルダム女子大学のこども教育学科では、特別支援学校教諭免許状(知的障害・肢体不自由・病弱)を取得することができます。教員免許状や教職課程等の学科の学びについては、学科のホームページを見ていただくとして、今回は、今まさに取り組んでいる授業の一部を紹介します。

現在取り組んでいるのは、知的障害のあるこどもが学ぶ特別支援学校での学習や生活場面を想定して、自閉症のあるこどものコミュニケーションツールを作成する演習に取り組んでいます。

知的障害のあるこどもが学ぶ特別支援学校(や小・中学校の特別支援学級など)では、自閉症などのために対人関係構築や様々なコミュニケーションが苦手なこどもが学んでいます。
その様なこどもたちに対して、先生がそのこどものわかる方法で言いたいことを話せる様に、やりとりできる様に工夫することが大切です。その子にわかる方法を探り、より良い方法を試すことで、先生の指示が理解できたり、自分の気持ちが表現できたり、スケジュールが理解できたり・・・活動できる場面が広がったりします。

実際に教育実習で学校現場に入って教員の仕事を体験する前に、特別支援学校の先生はどの様な指導や支援をされているのかを学んでおくことはとても大切ですので、コミュニケーションツールを作成する演習を進めています。

前期の末に作成した教材の発表会をして、友達同士で相互に評価し、意見交換を実施する予定です。

さて、先日、近所のホームセンターでこの演習につながるヒントになるものを発見しました。

おうちのやることマグネット(学研)
https://www.gakkensf.co.jp/item.php?i=14896
です。
おうちのやることマグネット(学研)

これは、冷蔵庫やホワイトボードにお手伝いすることを、見える化し、できたら裏返すというものです。
掃除機をかけたり、食器洗いをしたり・・・お手伝いが楽しくなりそうです。

おまけに空白のマグネットも4個ついており、自由に追加することができます。

私なら本来の商品開発のコンセプトからは外れるかもしれませんが、大人の都合からお手伝いや家事分担の見える化をするためのものではなく、子供がやりたいことや楽しみなことを休み時間にやれる様に見通しが持てる様なツールになるといいなあと思います。
みなさんはどんな場面を想定しますか?楽しいことを大好きな友達や先生と楽しむ!そんなツールができるといいですね。




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Posted by 京都ノートルダム女子大学こども教育学科  at 09:43 │大学・学科の紹介