2022年08月31日
保育教材の作成-手袋シアター
保育内容(環境)の授業で、保育教材を作成しました。保育教材は、物的環境といって子どもの育ちに関わってくるものです。保育教材を研究することも、保育者にとって必要なことになります。授業では、その保育教材のひとつである手袋シアターを作成しました。
手袋シアターとは、これをはめた保育者が歌や物語に合わせて動かす人形劇のようなものです。手袋を舞台に見立てて、演じていきます。好きな色のカラー軍手に、フェルトで作った人形や動物を、マジックテープなどを使って登場人物の変化を楽しむこともできます。
裁縫が苦手な人でも大丈夫です。グルーガンや裁縫用ボンドで、貼り付けることもできます。最近は、アイロンできれいに接着できるフェルトもあります。
実は、上手に手袋シアターを作成することよりも、もっと大事なことがあります。それは、この手袋シアターという物的環境を、保育のなかで適切に活かしていくことの方が重要です。そこには、保育者という人的環境が関わってきます。保育者が、子どもの興味関心に寄り添った演じ方ができるかどうかということのほうが大事です。そして、保育者自身も演じることを楽しむことです。保育者が楽しいと思わなければ、子どもにこの手袋シアターの楽しさは伝わりません。
本学の2年生の多くは、この夏、保育実習に参加します。この手袋シアターを活用し保育の楽しさを感じてほしいと思います。
園田雪恵
Posted by 京都ノートルダム女子大学こども教育学科
at 16:24
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