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2022年06月09日

あきらめなければ

 急に暑くなってきましたね。
夏が近づいてきていますね。

 今年は2年ぶりに,通常形態で授業しています。
やっぱり,いいですね。教室に学生さんがいるのは。

神月先生授業風景



  どの授業も紹介したいのですが,
で,最近の「算数科指導法」がとてもいいんです。

 なにがいいかって? その前に…

  この授業は,小学校教諭の免許をとるために,
算数の授業をできるようにする,
端的に言うと,そういう授業です。

 口で言うのは簡単なのですが,
これが結構難しい。

 小学校の算数って,大学生にとってはわかっていることが多いですよね。
ある意味,当たり前のことを,ちゃんと教える。
または,子どもたちが自分自身で考えるのを支援する。
これはなかなか大変なことなのです。

 毎年そうですが,授業開始前は,
かなりの不平不満をおっしゃる学生さんが多くて,
こういうとき算数科の教員は嫌われるよねーとか思いながら,
ただ,毎年そうなのですが,はじまると
学生さんの目の色が急に変わるんです。

 今年もみんながんばってくれています。
多分,算数が苦手な人も多いと思うのです。
でも「あきらめない」んです。
すごく,工夫が見られます。
どうしたらいいか考えてきたノートが見えてます。
作った教材に愛情が入ってます。
一生懸命なのです。

 授業をしない学生さんには,児童役をしてもらいますが,
みんな苦労しているからでしょうが,
授業を見る目が温かい。
そのムードの中にいるだけでも,なんかにやけてしまいます。

 「あきらめず」がんばることは,いろいろな力になります。
そして,人の心を動かすんですね。

 今年も授業後にこんな声が聞こえます。
「先生! 悪いところちゃんと言って!」
これってがんばった人にしか言えないんですよね。

 言いますよ,いっぱい。
次の成長のために,ちょっとくらい嫌われてもいいやと思いつつ
(本当は,嫌われたくないけど)。

 前期の授業が早いもので半分終わっていきます。
あきらめずにがんばれば,何かを得ることはできるんですよね。

 一緒に前に向かって進んでいきたいと思わせてくれる授業です。

神月 紀輔






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Posted by 京都ノートルダム女子大学こども教育学科  at 15:16 │せんせいのたまごセミナー