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2021年09月17日

せんせいのたまごセミナー~公立学校教員採用試験、ひとまず終了

公立学校教員採用試験、ひとまず終了です。

公立学校の教員を目指す人にとって、7月上旬から9月上旬までは教員採用試験のシーズンです。
試験の内容は各教育委員会によって少しずつ異なりますが、概ね次のようなものです。
①一般教養、教職に関する内容(教育原理や法規、各教科や領域の具体的な目標や内容など)についての筆記試験
②模擬授業
③小論文(さまざまな教育課題について400字から800字程度の小論文にまとめます。)
④面接(個人面接、集団面接、集団討論など)
そのほかに、体育や音楽の実技試験が課されることもあり、これらが一次試験、二次試験に分けて実施されます。

①②については、大学での教職に関する科目をはじめ、それぞれの授業での学びが何より大切です。こども教育ハンドブック

それらを基にして、③小論文、④面接では、自分の考えや思いを自分の言葉で表現し、相手にアッピール力が求められます。限られた字数、短い時間で相手に伝える練習は日常生活の中でも可能です。一例を紹介します。「最近感動したことを1分間子どもたちにスピーチしてください。」…面接の場面で時々出される課題です。これなら簡単に取り組めます。例えば今年はじめて「梨」を食べたことを小学一年生に話すとします。あなたなら、どんなスピーチ(コメント)をしますか。やってみるとなかなか難しいですね。優秀なグルメリポーターのコメントがいかに素晴らしいか、よく分かります。内容、間のとり方、表情とともに、大切なポイントの一つが「端的に」「短く」でしょうか。M B S:毎日放送の番組「プレバト」の俳句のコーナーでの夏井いつき先生のコメントもとても参考になると思います。

自分の考えや思いを自分の言葉で表現し、相手に伝えるためには、その内容が、自分自身が実感したこと、納得したことでなければなりません。ボランティアなどでの子どもたちとの関わりや、教育現場での教職員の皆さんの仕事ぶりに接することによって多くのことが学べます。その学びをより充実したものにするためにぜひ活用してほしい資料があります。それは各教育委員会から出されている「教育の重点」の冊子です。名称は「学校教育の重点」「教育の指針」などいくつかありますが、各教育委員会のH Pからダウンロードすることができます。教育現場の「今」を学ぶことができる貴重な資料です。ぜひ活用して学びを深めてください。




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Posted by 京都ノートルダム女子大学こども教育学科  at 18:14 │せんせいのたまごセミナー