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2020年10月05日

せんせいのたまごセミナー~こどもが喜ぶ科学あそび:〇〇でんわ その1

オープンキャンパスの模擬授業では、こどもが喜ぶ科学遊びを実際に体験してもらうことがあります。今日はその中の1つ、「〇〇でんわ」を紹介します。

「〇〇」には何が入るでしょう?

そう、それです!「糸(いと)でんわ」です。

皆さんは、実際に作って遊んだことがありますか?
知ってはいるけど、作って遊んだことがない。そういう人もいるのではないでしょうか。

材料はこちら↓
紙コップ、糸(おすすめは、ホームセンターなどに売っている水糸)、つまようじ、はさみ

作り方は簡単です。
1.つまようじで、紙コップの底に穴をあけます
つまようじで、紙コップの底に穴をあけます


2.はさみで、糸をお好みの長さに切ります。(皆さんはどれくらいの長さにしたいですか?)

3.糸を紙コップの外側から穴に通します。(つまようじで糸を穴に押し込めばOK)

4.つまようじを半分に折り、下の写真のように紙コップに通した糸を結びます。(テープで止めるだけでもいいですが、はずれやすいので、つまようじを使うのがオススメ!)

紙コップに通した糸を結びます
          ↓
つまようじを使うのがオススメ!

5.完成!
完成!


とても簡単にできますね。童心にかえって、ぜひ作って遊んでみてください。
そして、2人で一緒に音が聞こえるか試してみましょう。

(少し、話は変わりますが・・)
糸でんわ遊びをはじめると、
「あれ?!うまく聞こえない」と、つぶやく子どももいるかもしれません。
そのような時、大人はどう関わればいいでしょうか。

音は振動が伝わる現象です。
糸でんわの場合、糸が振動を伝えてくれます。
そのため、糸をピンっと張っていると、声が届きます。

「糸をピンとはってごらん」と言葉掛けするのもいいでしょう。
しかし、「子どもの試行錯誤を見守る」ことも大切です。
子どもたちは、いろいろと試しながらうまく聞こえる条件を見つけるかもしれません。
「遊び」は「学び」です。
子どもの姿をよく観察して、どう支援するか考える必要があります。

「科学の芽」を育てる大人の役割についても考えていきたいですね。

今日はここまで。
〇〇でんわ その2 は、またの機会に。



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Posted by 京都ノートルダム女子大学こども教育学科  at 14:03 │せんせいのたまごセミナー